ガラムマサラ
所在地:京都市左京区一乗寺樋ノ口町8-4  MAP最寄り駅:一乗寺
営業時間:11:30〜15:00(LO) 18:00〜21:00(LO) 月定休(祝の場合営業)
TEL:075-781-3940初来店日:2008/08/17(オリジナル)個人的評価:★★★☆



キーマカレー(\1,260)

◆短評
一乗寺桶の口のバス停留所からすぐ。
叡電一乗寺駅からだと徒歩10分ぐらい。
大通りに面しているので、わりと見つけやすい。

20日間ぐらいかけて作る熟成されたカレーと
元気な母娘の20年ちかくの切り盛りが名物のお店。
京都でも屈指の有名店。
カレー的にはインド風かなあ。



前日に、お盆だけど店は営業してるのかなあ と、お店に電話してみました。


《呼び出し中》


あ、おばあちゃんの方が出てきた。


わそん「もしもし」

婆「
もしもし」

わそん「もしもし、そちらは明日営業なさってますか?」

婆「・・・何時に来るの?」

わそん「え? 11時半ですが」

婆「それならええよ。はよ来なさいね。
  今日も混んどったから。この暑い中待つのはイヤやろ」

婆「昼なら11時半、夜なら6時。きっちりに来んと並ぶ事になるで」

婆「ほんとは明日は予約客のみなんやけど、11時半きっかりに来るならええで」

婆「来るなら早くにな。そうしないと待つことになるから。いまの時期は人多いから」


と、しばらく婆のターンが続く。


電話の奥で

『明日は日曜やで』

という声が聞こえた。


婆「ああ、すまん。明日は月曜やとかん違いしとった。
  通常どおりに営業してるわ」

婆「でも早う来いや。並ぶのイヤやろ」

婆「昼なら11時半、夜なら6時。」

婆「そしたらちゃんと座って暑い中待たずに食べられるわ」

婆「ほならな」

ガチャっ。



おおおうっ

圧倒的な電話力っ。

一方的に話されて、一方的に切られた。








というわけで、11時半ぐらいに到着。


外観。



内装。



経営者。



手前のおばあちゃんの方、「腰は曲がったけどカレーの味は曲げない」
そんな心意気を感じます。

そしてとにかくよくしゃべる


お婆が対応。

キーマカレーとチキンカレーを薦めてきた。

「この二つを食べておけば、東京に帰っても土産話的に大丈夫」

とか、

「大盛りは3人前ぐらいあるからやめとき」

とか

「マンゴーラッシーがオススメ」

とか。


なんか、キーマとチキン以外を頼んだらすっごい反論がきそうだし、
もとよりそれを頼もうと思ってたので、キーマとチキンにしました。




先にキーマがきた。



こちら、ルーのみ。



今度は娘の方が説明してきました。


・最初はルーのみ(黒胡椒の味がわかるから)

・御飯の上に食べる分だけルーをかける

という事らしい。


ルーだけ食べてみました。

確かに黒胡椒が利いている。

けど、30種ぐらいのスパイスを使用していて、なぜにフィーチャリングしたのが黒胡椒?

別にいいけど。





そして、御飯の上にルーを全部かけてみた。

上記の写真を撮るために。



そしたら、娘さんが

「ああ〜、食べる分だけかけてって言ったのに〜。御飯が汁を吸い込んじゃうから」

と言ってきたので、写真を取りたい旨を伝えました。



あと。

大丈夫。

御飯が汁を吸い込む前に食べ終わるから


少し甘くて、辛い。粘度があるようで汁っぽいカレー。

グリンピースが入りすぎなのがイマイチ口に合わない。残念。




マンゴーラッシーも注文。上にシャーベットが乗ってて美味しい。濃厚でした。



チキンカレーもきました。



ちなみに、値段は失念。
チェックする前に注文させられて、メニューを下げられちゃったから。


チキンカレーは、少々のコゲ味と酸味がある味。

いろいろ煮込まれている感がある。

コゲ味の影響で、ちょっと好みの味ではない。


という感じで、僕の口にはあんまり合わなかったけど美味しいと思えるカレーでした。



でも、この店で一番 味があったのは間違いなくおばあちゃんかな。