コズミックダイニング ガイラ

所在地:渋谷区初台1-36-1 MAP

最寄り駅:初台
営業時間:11:30〜14:00 18:00〜23:00 日祝休
TEL:03-5388-8437初来店日:2009/07/06(オリジナル)個人的評価:★★★★



サラサラビーフとホットドライのハーフ&ハーフ(\1,000)

◆短評
京王新線 初台駅の新国立劇場側の改札を出て左に行き
地上に出て、右に行って喜多方ラーメンの角を右に曲がって進んで数十メートル。
小さい雑然とした家屋が見えたらそれが「コズミックダイニング ガイラ」だ。

店主の小水ガイラさん(映画監督兼俳優)が店名の由来。
阿部寛をもっと年とらせて渋くしたおっさん 的な見た目の笑顔がステキなダディ。


以前、自転車で通りかかって
「こんなとこに趣のあるカレー屋があるな〜」と思っていたんだが
なかなか行く機会がなく数年。

同僚が「初台に美味いキーマカレーを出す店がある」という事で行ってみたらココでした。



1階は色々な物が雑多に置かれていて、
カウンター4席。
昼は2階席がメインっぽい。

夜に行ったので、
2階はすでにコズミックなディナーを求めた客で埋まっていて
1階席がかろうじて1席空いていたのでそこへビンゴ。

ガイラさんと一緒に奥様が2人で切り盛りしている。
どちらもステキオーラを出していた。


メニューを渡される。
カレーは4種。

・サラサラビーフ(牛すじ)
・ホットドライ
・ナスグリーン
・カボチャイエロー

値段はどれも680円。安いっ。


ハーフ&ハーフは出来ないだろうな・・・
と思って、

「サラサラビーフとホットドライをください」

と、2品注文してみた。


「半々で・・・?」

と質問された。


え? 半々できるのっ?


ということで、半々にしてもらった。

値段はいくらになるのかわからんが、
さすがに1360円以上にはならないだろうと踏んで注文
(結果、1000円でした)



横の客の注文を聞いていると

「ビールをジョッキ半分で」とか、けっこうな融通のききっぷり。


そんなゆったりした時間を愉しみつつ、しばらーく待つ。




カレーの香ばしい香りが漂ってきた。

ついでに、蚊取り線香の香りも。

すぐ足元にあった。




「ご飯はどれぐらいにします?」と聞かれたので、
「普通ぐらいでお願いします」と答えた。


「じゃあ、ご飯を皿の真ん中に置いてルーを入れますね」
との事。

さすが、個人営業店は融通がきく。いい。




そんなわけで、出てきました。

ハーフ&ハーフ。

スプーンが両方についている店って、初めて見ました。
小さな心遣いか、こだわりか。





食べてみる。




まずは、キーマ。



キーマのみで一口。

甘い口当たり。
タマネギの濃縮した甘み。

そのあとにくる辛さ。

美味い。



温たまを混ぜて食べてみる。



まろやか〜〜〜〜んな口当たりになり、さらに美味い。

あー、これは美味いなあ。


今まで食べたキーマの中でも、屈指の美味さ。





ついで、ビーフ。

名前のとおり、さらっさらのルー。

もはやスープと言ってもいいぐらい。




一口。


酸味が強い。
その後に少々の辛さ。


これもなかなか美味い。

でも、キーマの方が好きかな。


白い液体は何だろう?と口に含んでみた。



チーズだ。
この濃厚なチーズのコクが、サラサラルーの酸味にコクと深みを出した。

これはコズミックな出会いだ。


コズミックって単語が気に入ったので連発するさ。




わりと大きめの牛すじが入っていて、サラサラの中に確かな歯ごたえを演出。

肩とかバラとかにはけっして勝てないが、それでも存在感はバッチリある。



最終的にビーフは食べきり、
キーマをライスとぐちゃ混ぜにして、またたく間に食べ終わった。

大盛りもサービスでしてくれるっぽいので、
もうちょっと量を頼んでもよかったかも。


「とても美味しかったです」と言うと
夫婦はにっこり微笑んで「ありがとう」と返してくれた。



コズミックでステキなひと時でした。

また行きたい。